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Prologue 英国で十年前に不可解な事柄が二つあった。 英国貴族の男らしき遺体が銃で心臓を撃たれた状態で見つかった。 DNA鑑定では今も健在に生きているチャーチルという貴族の一人だった。 警察は何度も鑑定したが結果はチャーチルのDNAと出るばかり。 警察は遺体発見から十日後、今生きているチャーチルが偽じゃないかと疑い、チャーチルのDNAを摘出しようとした。 結果は白だった。 結局誰の遺体かわからずのまま。 二つ目の謎は撃ち殺すに使用した拳銃がどこのの拳銃か依然として不明のまま、弾に螺旋はついていない上使用された火薬は黒色火薬。 何故この火薬でわざわざ殺したかは不明。 それから数日後チャーチルは行方不明になった。 イギリス情報機関本部 「ようクラウス何かややこしい事件の捜査命令が下ったぞ。」 「ああ聞いている。」 でもクラウスはうれしかった、何故なら、いつも書類を徹夜で提出しているのに対し事件が起きて仕事に行く方が楽なのだ。 「これでどっかの宿にでも泊まれるな」 そこに彼の上官が厳つい顔で何かの忠告みたいに言った。 「今回だけは気をつけた方がいいぞ・・・・」 彼は不思議に思ったまた、いつもみたいに迷宮事件を普通に(?)捜査をして解けたり解けなかったりすれば(禁句?)いいのに、クラウスは念のために質問した。 「何故ですか?」 上官は少し緊張しながら口を開いた。 「警察署にいたこの件の事件に関わっている調査部長も行方不明になった。」 「?」 「行方不明になったのは、あのチャーチルに関係しているんだ、しかもチャーチルには子供がいないはずなのに子供がいたんだ、それに疑問を持って調べようとしたが・・」 (消された・・のか) それからも彼の話を聞いた、親貴族に聞いても見たことないと話している、もちろんその子供は実在しているし戸籍上の架空の存在ではない。 「確かその子供の名前はトーマスだ、何か分かったら連絡してくれ、 あと、気をつけてくれ。」 「わかった気をつける」 彼は最後にそう言い残していった。 そう長くない年月がたった頃ある一枚の書類にこう記される。 『199X年 調査部 クラウスがチャーチル怪死事件の調査中に行方不明。 彼が行方不明になる前に連絡では 「この事件は恐らく小さくそして大規模な物であろう、我々には到底信じられないだろう、追伸今自分がいるこの世界が信じられない。」 と言う理解不明なことをいい残した。 なおこれが最後の連絡でもある。』 と無機質な紙に記されていた。 次へ→
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不可解な証言 「はいそうですか・・忙しい所すみませんでした。」 ストラウス達は事件の関連性のある町や現場付近で当時の話を聞きに直接現場へ向かった。 しかし帰ってくる言葉は「知らない」や既に書類に書いていることしかなかった。 「刑事次はどこに行きます?」 「そうだな、・・・チャーチルしか知らない場所にでも行くしかないな・・・」 「えーとそれは何処に?」 「リーフ村のどっかだ今考えている。」 ストラウスは昨日の日記を1から10まで読んだ、中には自分とごく一部の他人しか知らない秘密の場所とやらがある。(らしい) しかしその地図は事件当時もしくはその前なので今と全く違う、仮に分かったとしてもその場所に何か建物があったりしてるかも知れない。 ストラウスはもう一度日記を見た。 この地形に近い形のした所をウォルターにGoogleで調べてもらった。 (刑事自身がパソコンが苦手なこともある) 「この町ですね」ウォルターはGoogleで印刷した地図を出した。 キャルロンはストラウスが持っている日記のことで精一杯そうだ。 他の部下は前の町でまだ聞ききれていないので少し遅れてくる。 「全く重要な証拠が見つかってもこれじゃあな・・」 ストラウスは日記を閉じカバンに入れた。 「とりあえずこのバツ印の所へ行かなきゃならんな。」 「刑事~今さらですけどあくまでもこの地形に似た地図をプリントしただけで実際に合っているとは限りませんよ。」 ウォルターは珍しく弱々しい返事を返した。 ウォルターのプリントした地図が正しければ バツ印の所は廃工場を指していた。 この廃工場は事件当時から既に潰れている。 ストラウス達は部下がここまでに来るのを待ったがなかなか来ないので先に廃工場へ入ることにした。 形状は眼鏡ケースより少し資格に近く、横のボタンを押すとスライド式で液晶画面が現れる構造になっていた。 そのよくわからない物をカバンに入れ廃工場から出た。 「ウォルターの奴遅いな・・・」 予定ではこの時間で車に集合する予定だったのに、集合時間から20分は経ってしまった。 「ねぇ刑事、昔もこんなことありましたね。」 キャルロンがいきなり問いてくる。 「何がだ?」 「憶えていませんか?まだ私達が助手だった頃こんなの・・」 「ああ確かにあったなあの時はまだ皆が未熟だったな。」 「驚きましたよ、まさかあの時同じ助手がこの事件捜査を指揮する刑事になっていたなんて。」 「確か殺人事件だっけその捜査をしていた時お前が機材を自分の上司の顔にぶちまけたんだよな」 キャルロンとストラウスは車の中で大笑いをした。 しかし別の考えも出た。何故こんなに親しいのに何故内部通信者として見てしまったのか。 その時は神経質になっていただけなのか、それだけじゃ説明しきれない不思議な力があったとにしか思えなかった。 「そういや車で二人きりになったせいでカップル扱いされた時も・・」 「おや~ラブラブですか~?刑事もすみに置け・・」 いきなり出てきたウォルターに言う間もなく二人の鉄拳によってKOされた。 しかし本当に不思議だった、ウォルターとの話を聞いて秘密にするなら昔から慣れ親しんでいるキャルロンも含んでいるはず あの時はキャルロンと一緒に捜査していた時期があったと言う過去をすっかり忘れていた。 (何故だろうな・・・・) それから何分か経ってから部下が帰ってきた。 「刑事、有力的な手掛かりはありませんでした。」 「かわりに10年前に来たよそ者の写真ならあるてか言われて・・・」 「その町では余所からやって来るとしたら業者の人や顔見知りぐらいしか来ないらしいです。」 ストラウスはヤレヤレと言う顔をした。 「なら、そのよそ者は迷ってきただけじゃないのか?」 「いえ地形の関係で迷って来る人なんて滅多にないそうですし。」 「それに肝心なのはそこではなく写真なんですよ。」 部下は慌てながら写真を出し虫眼鏡で覗かした。 「これは・・・」 写っていたのはトーマスだった、しかもそれを抱いているのは今のトーマスとにしか思えないほど似ていた少年がいた。 「これは何処で!?」 「先の町に住んでいた爺さんからです」 「よし今からそこへ行くぞ。」 ストラウスは車に乗り全速力でその村へ向かう。 所がさっき通った道がいきなり緊急工事とかで遠回りするようになりすっかり暗くなった。 「何も見えんな今何処だ?」 「それがこの地図に載っていない道なんですよ・・・・・工事現場の人に一応聞いたんですけど。」 「はぁつまり迷ったって訳だな」 ストラウスはすっかり熱意を曇らせた。 「はてこんな道今どきあるなんてな」 いつも間にか森みたいな所へ行ってしまった。 道はアスファルトが設備されておらず道も車一台が通るのがやっとの状態。 ガクン 「うぉ!?」 いきなり自動車が大きな衝撃が走り少し傾いた。 「大丈夫か?」 後列に心配そうに部下が声をかけた。 グォォン アクセルを踏み前へ進もうとするが後輪が空回りしているのか、前へ進む気配はなかった、狭い道でいつまでも立ち往生していると後続の車にも影響するので皆で押し出すことにする。 「1・2・3で押すぞ1・2の」 その時 「伏せて下さい!」 部下の一人ハットンがストラウスを押し倒した途端にいきなり車の硝子が割れた。 「銃撃です!」 ハットンが胸ポケットに入れてた拳銃を出して叫んだ 「バックだ!バックで逃げろ!」 ストラウス達は他の車へ飛び込むように乗り指示したが ガクン 「なっ!?」 なんと他のいや全部の車が道路に沈んだ、しかもストラウスの車みたいにタイヤだけではなく車体その物が。 「糞!どうなっている!?」 拳銃の柄の部分でフロントガラスを割り皆が車から逃げ出し銃撃戦の体制になった。 ズガガガ 向こうは遠慮なくマシンガンを一気に撃ってきた。 (応射しようにもこれじゃ反撃ができん) 木を盾にしあてずっぽうに拳銃を撃ちまくる。 (銃声からにして相手は20人いやもっとだな、内より数が多い上マシンガンとは) 圧倒的にストラウス達の方が不利だった。 ゾギュン ストラウスに対し撃っていた男が銃声と共に倒れた、倒れた後に見えたのは、煙をはいている拳銃を持っていたキャルロンがいた。 「刑事大丈夫ですか!?」 「ああ。」 撃った男からマシンガンを取り銃声のなる所へ向かった。 ストラウス達は普段から射撃訓練していたため映画みたいに相手を撃ち倒して無事部下と合流する。 「南の方にまだ誰かがいます!」 そこにいたのは複数の部下とウォルターがいたしかも状況は圧倒的に不利助けようにも距離があり過ぎて弾を撃っても外れるばかりだった。 「おいお前は右から行けこっちは左から奴らの注意をひく。」 皆は一斉に撃ち距離を詰めていった。 しかし 「ハアハア刑事ウォルターさんが・・・・」 彼は息絶えていた。 彼の身体には数発の弾が当たっており大量出血で死んでいた。 「感傷に浸ってるばあいじゃないぞ!捕まえろ」 ストラウスの指が指した先には、急いで逃げようとしている男達がいた。 「この野郎!」 ハットンが一番遅れをとっている奴に飛び乗った。 仲間が捕まりかけているのにも関わらず見向きもせず逃げて行く。 「誰から雇われた!?答えろ黙ってるつもりか」 その男は口を開かなかったむしろ挑発するかのように睨みつけた。 「貴様!人を殺しておいてデカイ顔するな!」 ウォルターを殺されたことに対しキレたストラウスはマシンガンを口に突き込んだ。 すると 「ガアン」 その男はストラウスが引き金を引いてないのにも関わらず撃たれ即死してしまった。 「皆伏せろ」 またどっかから撃ってくる。 撃ってきた男は身を隠さずそのまま立っていたのですぐに見つけた。 「撃て!」 その男は形からして猟銃みたいなライフルを持っていて、一発撃つたんびにボルトを引いていた。 ストラウスがマシンガンの標準を合わせ撃ちまくる。 「やった。」 しかし弾が当たったのにターミネーターみたいに倒れもせずそのまま撃ち続けた。 「防弾チョッキでもつけているのか?」 他の部下も弾のシャワーみたいに浴びせたが、全く効果がなくどんどんストラウスの方へ撃ってきた。 (狙いは自分か、しかし何故死なない?防弾チョッキ以外の所に当た、いやそうでなくても普通死ぬぞ!?) もう駄目だと思った次の瞬間。 サイレンがいくつか聞こえてきた。 パトカーが猛スピードで向かってきたそれも1台や2台じゃない何十台もだった。 「助かった・・・・」 男はライフルを持ったまま逃げてしまった。 「大丈夫ですか刑事?」 「やあキャルロンまあ何とかな・・・お前が応援を呼んだのか?」 「いえ違います。」 「付近の住民が通報したんですよ。」 ハットンはヨロヨロしながら話した。 「無理するなよ・・・・」 「刑事、ウォルターさんお気の毒でしたね」 キャルロンは心配そうに顔を覗きこむ。 「ああ、これで捜査もうち切りだな・・」 ストラウスが夜空を見上げ星に標準を合わせた。 「絶対に許さない・・」 ←前へ 次へ→ ↓web拍手お願いします
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【未解決事件40】 http //hobby9.2ch.net/test/read.cgi/occult/1170227472/l50 【迷宮の扉】 http //jbbs.shitaraba.com/news/1417/meikyu_no_tobira.html !裏・未解決事件板です。未解決事件を風化させないように情報をどんどん書きましょう。 戦前戦後~現在の不気味な事件 http //dat2ch.hp.infoseek.co.jp/021127-1019737842.html 【まさか】あなたのそばの犯罪者【あの人が】 http //hobby2.2ch.net/test/read.cgi/occult/1039698770/ 【まさか】あなたの側の犯罪者【あの人が】2 http //ruku.qp.tc/dat2ch/0401/12/1039698770.html 【行方不明】未解決事件をはりつけろ【失踪】 http //news3.2ch.net/test/read.cgi/news2/1040373668/ 便漕で死んでいた男。 http //piza.2ch.net/occult/kako/983/983949850.html 怪文書 http //bubble.2ch.net/occult/kako/1056/10561/1056119070.html !加茂前ゆきちゃんの行方不明事件で届いた怪文書解読の専門スレです。 FBI超能力捜査官 http //bubble.2ch.net/occult/kako/1055/10557/1055730985.html 風船おじさん http //bubble.2ch.net/occult/kako/1058/10588/1058802033.html 【力を】行方不明の姉妹を救え!【結集】 http //hobby2.2ch.net/occult/kako/1044/10440/1044071530.html !岡山県で行方不明となり、雪の中遺体で発見された姉妹のスレッドです。 【あぼーん】行方不明の姉妹を救え!2【あぼーん】 http //hobby2.2ch.net/occult/kako/1044/10447/1044784295.html 広島・不明一家の車をダム底から発見 http //hobby2.2ch.net/occult/kako/1031/10314/1031403271.html ◎◎◎◎不気味な事件◎◎◎◎ http //piza.2ch.net/occult/kako/975/975591523.html 思い出すと怖いんですが・・・ http //curry.2ch.net/occult/kako/1023/10239/1023985702.html ●●●忽然と消えた子供たち●●● http //curry.2ch.net/occult/kako/1014/10140/1014042179.html 【不明から37年のも…未解決失踪事件リスト】 http //curry.2ch.net/occult/kako/1011/10114/1011472800.html 40秒で消えた男の子 http //piza.2ch.net/occult/kako/966/966623584.html 未解決事件スレッド@東海板 http //chugoku.machibbs.com/bbs/read.pl?BBS=toukai KEY=1030273197
https://w.atwiki.jp/queerpuzzle/pages/85.html
過信 人間とは身勝手過ぎる、 宇宙の中心は地球や神は一つしかない、 地動説が証明され銀河を見つけ、火星にバクテリアの化石を見つけても自分らしか生命はいないと断言する。 自分らを特別だと傲慢な考えをしている者達こそ普通で普通だと考えている者達こそ特別だと未だに気付かず。 捜査は意外にも着々と進んでいったが犯人象は浮かばず時間を無駄に浪費してしまった。 又チャーチル事件だけではなく、他の事件もそれぞれ捜査本部は置かれていたが、マスコミに叩かれ今では解散されてしまった。 中ではストラウスみたいに諦めず独自で捜査する者もいるが、大事件の割には規模が余りにも小さく書類上では存在していないことになっている。 「どうしますか~刑事?」 ウォルターは捜査が進んでいないので気分転換しようと言ったので、この古城みたいな屋敷にある中庭で少し気を休めようと言うことになった。 「なんだ?愚痴はもう聞かんぞ。」 「あ、いやそういう訳じゃないけどねちょっと気になってね、」 「確かあの優男、親族の誰にも引き取らなかった、普通ありえないことです、後もう一つはメディアの報道の仕方です。」 「そうか?俺は普通だと思うけど」 ウォルターはやや意外そうな顔をする。 「おや刑事なら気づいていたかと思っていました。」 「まず警察に対しての批判です。普通あんな報道したらどっかのライバル企業が『遺族に対して失礼じゃないか?』と批判一つは起きなければおかしいでしょ?」 ストラウスは成る程って顔をした。 「後もう一つ各報道機関の責任者にそのことを聞きに行くと何も答えず逃げてしまいます、又その実態を掴みかけたもしくは話そうとした人らは自殺、他殺、行方不明」 「待て!そんな話し聞いていないぞ!」 ストラウスは大低関連性がある話しのことは、ほとんど自分の耳に入っているはずと思っていた。 「それはですね、え~とまずこの事件とそれとは無関係として別の捜査本部が作られました、だから刑事の耳に入らなかったんですよ。」 しかしストラウスはその話を反感を感じ 「おかしいだろ!?もしかしたら有力な証拠が出てくるかもしれないのに、向こうが何かと調べるのはともかく、何故連携をとろうとしなかった!?」と正論を説いた。 「はい、そのことがあり連携体型をとる又は合併する予定だったらしいでしたが・・・」 「成る程、ちょうどその時にマスコミの暴論に圧されて。」 ウォルター、ストラウスは今の会話で自分らがどれほど小さいものなのか圧倒された。 「しかもその時の捜査資料が機密扱いになっていますから。」 「なあウォルター、何かこれは仕組まれてないか?こんな都合良く偶然が起きる訳が無い。」 「となると誰かが裏で弾いている。」 「それが事実だとするとかなり巨大な組織が暗躍していることになりますね。」 「イギリス中のメディアと警察をコントロール出来るとなれば警察内に内部通信者がいる。」 いつになく真剣な顔で 「それだとあの坊ちゃんは。」 「全く関係のない子供、って事はないが、本当に巨大組織が存在していたら市役所の戸籍ぐらい簡単だ。」 二人とも顔見合わせた、この話が事実なら自分らの仲間の誰かが内部通信者となる、なんせ事件のスタート地点でもありたった一人有力な事件の鍵を持っているのにも関わらず生きているこれほど重要な手掛かりはない、だから内部通信者がいても不思議じゃない。 「・・・・ハハお前いつも阿保なこと言っているけど意外に頭いいんだな。」 「酷いですね刑事~・・・でも余り核心に近付き過ぎると。」 「最後の生き残りでもあり最後の鍵でもある人間が殺されることっていうことですね刑事さん。」 「!?」 後ろにはあの少年がいた、話に集中しすぎたせいか彼が近づいているのに気付きもせず聞かれてはならいことを、べらべら喋ってしまった。二人は回りに気を配らなかったのを心底後悔し一気に青ざめ言葉を失ってしまった。 「い いつから?」 「マスコミの所から」 『殆どじゃん』 彼は少し苦笑いという純粋な反応をした。 「気にしないでください前から薄々気付いていたので。」 「そうか。」 よく考えたらこの状況で自分だけが安全だと考える人はまずいない、いるとしてもよほど自信があるか、その事実を認めたくないかだ。 しばらくの間トーマスと話しをして、中庭をたち去った。 翌日 いつものように白手袋を付け城をあさくっていた。 「これはなんですか?」 「これは旦那様の日記でございます。」 「ほぉよく押収されなかったな。」 その日記はさすがは、貴族の日記なだけあって少しインテリ的だった。 ストラウスはその日記を自分の後から部屋で読もうかと考えながらページをパラパラっと扇子を開くかのように流す。 しかし途中で違和感があった。 そこはちょうどチャーチルが行方不明になる前日の日付だった。 「誰かに破り捨てられていたのか・・・・」 「うっすらと何か書いた後が残ってますね。」 ウォルターは欠けていた次のページに指を指す。 そこは確かに凹みによって何か文字が見えていた。 「すみませんこの日記色々といじってもいいですか?重要な証拠が出てくるかも知れませんから。」 「いいですよ、それの方が亡くなった旦那様の無念も晴れせると思いますし。」 その日記をウォルターに渡しチャーチルの部屋へ向かって行く。 チャーチルの部屋はやっぱり古風の部屋だった、しかしストラウスはこの部屋に対して、少し異質に感じた。 美術鑑定についてど素人な彼でも感じた、この感覚。 (なんだ?この感覚は) この感覚は実を言うと、ここだけじゃない他の部屋でもあった。 トーマスの部屋の周辺は特におかしい、門やたいていの通路はいうほど感じなかった。 しかしこれはどういうことか? 「あの~刑事?」 「ん何だ?」 「さっきの日記なんですがやっちゃいます?」 「何をだ?」 ウォルターが良からぬことを考えているのは顔でわかった。 「これを署に届けず自分らでやっちゃうのは?」 ストラウスは一瞬怒鳴りつけようとしたがある意味いい考えと思った。 自分らが今欲しいのはあくまでもページにある凹みの文字なのだ、他の証拠はどちのみち後から出てくる。 (そうするか・・・) ウォルターはおそらく昨日の話を本当という前提でこの案を出したんだと思うが 「よし!いいだろう。・・・・ところでウォルター」 「なんですか?」 「この部屋に違和感を感じないか?」 「怖いこと言わないで下さい幽霊だのそういうのは苦手なんですから。」 ストラウスはこいつに聞くべきじゃなかったと思った。 「とりあえずこう言うのはキャルロンが得意だろ、呼んでこい。」 「よしきた!」 しばらくしてキャルロンがやってきた。 彼女はこの捜査前からの知り合でもあり、鑑識でもある。 「と言うわけなんだが・・・」 「刑事、無理です一応これは署に送って精密検査をするべきです。」 キャルロンは正論をぶつけた。 「そこを何とかして下さいよ~美人で綺麗なキャルロン様~~ッガブゴギ!?」 ウォルターはまたもや鉄拳が入った。 「いくら言っても無駄!第一道具もないのに」 「殴らなくてもガク・・・」 そんなウォルターと違って真面目にストラウスは率直に聞いた。 「やはり無理なのか?何とか向こうに知られずにしてほしいんだが」 「その前に何故知られたらいけないんですか?」 ストラウスはしまったと思った。 今の会話がどうのこうのじゃなくこれからもこのように自分で墓穴を掘るようなことをしないかと心配した。 「私に言えない事情ならわかりましたけど・・せめて質問には答えて下さい。」 「これは上の命(めい)あってのことですか?」 「うぅっ・・」 正直に答えるか迷った。 何とかウォルターとアイコンタクトをとろうしたけど向こうは全く気づいていなかった。 (はぁ全く) 「いや上とは全く関係ない。」 「なら何故?」 彼女が正論をかわすたんびに自分が嫌いになってきた。 昨日ウォルターが言っていたことをまともに受けたことがマズかったかしかし実際このようにしなかったおかげで悲惨な最後を遂げた。 ストラウスもどうせ最初で最後だから規則を破っても構わないと腹の奥底で考えていたことを今この瞬間に気付く。 「すまないが今は言えないそのうち話す。」 「・・・いいわでもそのうち話して。」 「あの日記に鉛筆で強すぎないぐらいに全体的に塗ってみて下さいもしかしたら文字が浮かぶかもしれません。」 その言葉を言い残して部屋から出る。 早速ストラウスとウォルターは鉛筆を使い文字を浮かび上がらせた。 その文字の内容は 「今日でハッキリしたトーマスは・・・・・(文字が浮かばない) だった、だったら今この屋敷にいるトーマスは一体誰だ?奴は自分が思っているほど甘くはないだろう、もう既に信頼出来る者は生ける死体となり 私が消されるのも時間の問題だろう。 もしこの日記を見てる者がいたとしたらトーマス貴様だ! 貴様がこの日記を見ていると言うことは既に私を殺した後だろ 追伸 もしトーマス以外の誰かがこの日記を読んでいたのなら この事件を解決して下さいこれは私達にとって理解に苦しみ、我々の知力を超えた物です現に(ここも文字が浮かび上がらない) そしてあいつの心臓にクイを打ち込んでこの謎を幕に閉じて下さいそれだけが願いです。」 と半ば意味不明な所がありまた肝心な所がわからない クラウスの時と同様、文法的にもおかしく 日記と言うより遺書に近い物だった。 念のため写真を撮ってその日記を自分のカバンの中に入れた ←前へ 次へ→
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マイナーな未解決事件を考察するページです オカモト事件考察
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十年ぶりの捜査 チャーチル怪死事件から約十年警察署内からも迷宮入り事件として見なされ又、この事件に関わった者は次々と消えていくので誰も関わりたがらなくなっていた。 そんな中一人の刑事とその部下が小規模化した本部で捜査を続けていた。 あるイギリスの北方地帯へ二台の車がある屋敷へ向かっていく。 その車に乗っているのは十年前行方不明になったイギリス情報機関の機関員の友人ストラウス刑事とその部下だった、十年前まではかなりの規模だったはずたが有力な情報を入手した者は次々に消え始めた、 そして事件発生から二年行方不明者が異常なためチャーチル怪死事件の調査は一時休止行方不明者の捜査を始めようとしたがマスコミが「又警察が無駄な犠牲を作ろうとしている」と記事に暴露これにより捜査を中止しざえなくなった。 しかし遺族とストラウス刑事の熱い説得によって小規模ながらも調査が進められていた。 「どうですか?」 部下が心配そうに聞く。 「なんとも言えん、そういや貴族のボンボンは幾つだっけ?」 運転している方の部下が得意げに「十七です。」 と答えた。 「ほうよく知っているな」 しかし褒めたのと裏腹に彼の表情は怒りに溢れていた。 ストラウスはしまった!と思った、そもそもこの事件は誰もが気味悪がってこの捜査に関わってくれないものだ、関わると言えば事件に関わってしまったせいで上司を失ったり友人を失ったりして、 この事件に対し恨みを持っているやつしか来ない。 だからもっともポピュラーなことを聞いて「ほうよく知っているな」など言えば怒るのも無理はないと思い。 「すまないしかし勘違いはしないでくれ。」 「え!?」 彼は不思議そうな顔をした又その反応を見たストラウスの方も不思議そうにしていた。 「どうしたのですか?いきなり」 「え?だってさっき凄く厳つい顔をしていたじゃないか」 彼はようやく意味が分かっらしく 「ああそれは違いますよストラウス刑事、僕はあの豪邸に住んでいる貴族に対して苛立ってたんですよ、理由はですね、あんな歳で憧れのメイドに囲まれて世話されていると考えたら、誰だって腹立つでしょ~~??」 「ナヌ~~~~~~~!!??」 ストラウスだけではない車の中にいるみんなが驚いた。 「馬鹿か貴様は~~~~!?」 「わっちょっとタンマ!?」 車の中では怒りの鉄拳と(ツッコミ?)叫び声が響いていた。 屋敷の前 「Welcomeみなさんよくぞ・・・・・・どうしたんですか?」 屋敷から出向いてきたこの屋敷の執事だった彼は一人だけボコボコになっているのに気がつき心配そうに問いただしたが みんなが口を揃えて「いいえ心配する必要はありません。」と言った。 「?まあとりあえず部屋へご案内いたします。」 中へ入ると年代物の物がずっさりと並んで又随分と豪華な造りになっている。 「よくぞおこし下さりました。」 一斉に百人以上の執事とメイドが出迎えてくれた。 「なんとまぁ良くやるねぇ」 「え~このボコボコなのがウォルターその隣がハットンそんでそっちがキャルロンそしてこちらが・・・」 「そういやトーマスのお坊ちゃんは?」 「ああ今お坊ちゃまは本屋で買い物をしています。」 執事は手際よく荷物を運びだした。 「金持ちの坊ちゃんが行く本屋はどんな所だろうかねぇ」 案内された部屋は大きなベットと机などが置かれていた。 「テレビは普通か高くも安くもないか・・。」 「用あったらこちらのボタンをお押し下さい。」 そう言うと執事は部屋から出ようとしたが 「すみませんが一つの部屋に二人泊めてもらえませんか?」 同じような部屋に二つのベットと不機嫌そうな顔あった。 「刑事?なんで同じ部屋に男二人なんですか?」 まったくと言った顔をして答えた。 「警察でも消される事件に関わっているんだ。一人でいたら危険だろう」 「あ、成る程」 実際ここのコードネームは(人食い屋敷)と呼ばれているほどあってどんな優秀な刑事や探偵でも変死もしくは行方不明になる。 もちろん警察もほって置くはずはないから、調査をするが。 それの支持者が同じように変死などで見つかる。 恐らくこの捜査が最後だろうと覚悟しながら皆は来たのだ。 上は反対した、家族も反対した。 そればかりか人食い屋敷に直接泊まり調べると言い張る。 色々な理由があって来た者がほとんどだった、あのウォルターでさえ。 部屋に入ってから数時間後にトーマスが帰ってきた。 「いやすみません、ちょっと面白い本があったのでつい」 身長は175センチぐらい少し細長い手足と黒い髪、そこら辺の青年と変わらない。 「私がトーマスです。遠いところからよくぞお出でなさりました。」 広い談話室腰を下ろしストラウスは単刀直入に聞いた。 「君の親つまり母親の方は知ってるのか?」 トーマスは何とも言えない顔をしながら「いえ知りません。」 やはりと言う顔をした。 報告書によると母親どころか事件以前の記憶はないと証言していた。 それから数時間後 「結局何も分かりませんでしたね・・・・」 「当たり前だ、そうでなければ世間でこんなに騒がれるはずないし、それにそうでなければ・・・この事件に関わって消えて、いや消された者達が報われない。」 部屋に戻ったストラウス刑事は部屋で今までの話の整理をしてみた。 怪死事件の死体の回りには車のタイヤの跡があった。 不思議なことに帰る時にできるはずのワラジ(タイヤの跡のこと)がなかった。 だとしたなら車はその場所に残っているはずしかし車がない。 後、死体を捨てに行く時に使われた車の目撃証言すら出てきない。 だが代わりに球体型の自動車(?)が森に入っていく所を見たと言う人が数名いた。 警察は見た目からカナリ怪しそうな車から捜査しようとしたが森から出た所を誰も見ていないのと、そんな変わった車があるのなら今頃見つけているだろうと言うことでそっち方面の捜査は放棄された。 もう一つは何故親族がこのトーマスの世話を見なかった、第一知らぬ内に出来た子を心良く向かえ入れないのは分かるが、イギリス中に話題なったのなら話は別のはず、普通ならどこかに引き取られるのが普通である。 謎はそれだけじゃなかった。 捜査していた人が行方不明だけではなく自殺する者までいた。 自殺と言っても状況からして他殺の可能性が高いと言う理由で自殺関連の捜査は今でも続いている。 「スタートがここにあるのにそのスタートが見つからないなんてな~」 彼ストラウスは捜査が始まったばかりなのに疲れきってしまった。 ←前へ 次へ→
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最後の希望 「今回は痛いぞストラウス。」 現に部下が死んで上では大変な騒ぎになっていた。 署の調べによるとあの夜に襲って来たのは経済破綻のしたマフィアだったことが判明する。 あの時に逃げて行った男達は誰かに殺された。 しかも殺した武器はあの時のライフルではなく 黒色火薬を使用している拳銃でやった。 殺され方は非常に奇妙な物だった あの時逃げ出した後雇い主と口論になったのだろうと鑑識はそう推定する。 鑑識の想像するその時の様子が次の文章である。 「まず一人目をナイフで首を切り殺した そして二人目は腹を刺され死亡。 そこでそれに驚き拳銃を発砲。」 しかしここからがおかしくなっていた。 発砲した男は裏の世界では名の通る者だった。 依頼主が防弾チョッキをつけていることなどいや、どんな相手だろうと可能な限り近ければ頭を撃つだろう。 何がともあれその男もナイフで殺された その他の男達は逃げてる所例の黒色火薬使用の拳銃で殺された。 その他の男達が、その時に何故依頼主に発砲しなかったのは不明である。 後驚いたことに依頼主は防弾チョッキをつけていない可能性が高いことだった。 ストラウス達が森にいた時に一気にマシンガンを撃つことによって 服の切れ端を採取出来た。 しかしその切れ端の中に血はついていなかったしかも胸や腹部分の切れ端まであったのにも関わらずにだ。 そもそも防弾チョッキを着ていてもあれだけ撃たれたら普通は死ぬ少なくともあの時みたいに立ったままでいるのは不可能に近い。 「血一滴ぐらいあったら犯人を特定出来るのに・・・」 ストラウスはちらっと願望を言った。 ストラウス含めキャルロンやその他の部下が署長室に呼ばれた。 ストラウスは余り行きたくない顔をしながら高価そうな木製のドアを開ける。 「失礼します」 中では疲れはてた顔をしている署長がいた。 「そこに座れ」 皆、客人用の席に座った。 「マスコミがまた騒ぎ始めている・・・この意味がわかるか?」 「はい。」 その声はもう気力を失っていた、事件は今度こそ迷宮入りだと。 「犯人は特定出来ずにこのまま終わりだ・・すまないがストラウス君諦めてくれ。」 それから数カ月後 あの頃屋敷では。 「酷い有様ですね、カスミンティ刑事」 屋敷ではストラウス達を迎えていた執事が死体袋にいれられていた。 「転落死とは妙だな・・・」 カスミンティ刑事は車に戻って書類を読み始めた。 あの事件の後ストラウス達と親しかった執事やメイドがいきなり死んだのだ。 「全く何だこりゃ?」 遺書や証拠物も見事に核心にかすりもしていなかった。 「もっと骨のある証拠はないものかね~っん?」 「何かわかりましたか?」 トーマスが書類を覗き込んでいた。 「ブォごほごほ何で車の中に!?」 「何故ってひどいですね大分前にあなたがここにいるように言ったじゃないですか・・」 トーマスは不快そうな顔をした。 「あ、ワリィ・・・なあ確かストラウスだっけ?この前の刑事どんな感じだった?」 「まあ貴方と比べマジメでした。」 「・・・お前顔に似合わずハッキリしているな。」 「まあ、十年前のある人を思い出させるほどの優秀な刑事でした」 「・・それってクラウスのことか」 トーマスは寂しい瞳を見せつけながら言った。 「彼は小さい頃の私を虜にしましたよ、私から見たらヒーローでしたから。」 「そして行方不明ってわけか」 それから話したいことは話しトーマスは屋敷へ帰って行った。 「あの坊ちゃん辛いだろうな」 自分の回りが次々死ぬとたいていの人なら、少なくとも自分も殺されると勝手な思い込みに飲み込まれる。 加えて一番親しかった執事が死んだのだから気が狂ってもおかしくないはずだった。 「あ、刑事どんな感じでした?」 「そうだなあいつ何かを隠していることは確かだ。」 「何故そうお思いで?」 カスミンティ刑事は城のような屋敷を見て溜め息を吐いた。 「あのトーマス坊ちゃんから本当の悲しみが感じられねえ。」 「・・そうですか?」 刑事は煙草に火を点けて何かを考え出した。 「ストラウスだっけあの事件で捜査しにきたのは。」 「はい、そうです」 「成る程俺にいい考えがある。」 カスミンティ刑事は車の無線機で何か話し予定よりも早く現場から引き上げた。 ##署 「ストラウスお前に電話だぞ」 ストラウスはあの事件後資料あさりをしていた。 何故あの時ああなったか、何故数ヶ月たった今彼らが殺されたのかを。 「はい##署のストラウスですどなたですか?」 「やあストラウスか?俺はカスミンティ刑事だ確かあの事件の捜査をしてたんだっけな。」 「はいそうですが」 電話とはいえ初対面でこの馴れ馴れしい態度をとるカスミンティ刑事に少し反感を持った。 話しによるとあの事件で参加していたメンバーを揃えて一緒に捜査しようと言う内容だった。 「そりゃ無茶だ第一そんな権限自分にはない。」 「チャーチル怪死事件の捜査許可を得ることが出来たじゃないか。」 「そう簡単に出来るもんじゃないそれに今は仕事中なんでね、今度はアポを取ってこいこんな話電話で片付けるもんじゃない!」 「そーだな、そんじゃいつ空いてる?」 ストラウスの怒鳴り声に怯まずぺらぺら一方的に話を進めてきた。 「分かった2週間後にビックベンで待ち合わせだそれで」ガッチャンと電話が切れた。 ストラウスは話を最後まで聞かないカスミンティと話を終え、早速半信半疑でキャルロンやハットンに電話を入れる。 ←前へ 次へ ↓web拍手お願いします
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捜査許可 「カスミンティ刑事ですかああ知ってますよその刑事。」 ストラウスはあの電話の後部下に連絡を取り、バスでビックベンへ向かう、さすがに全員は揃わなかったが何とか集まった。 「いいんですか?カスミンティは信用できません。」 「仕方ないだろ今は頼れる人間はいないんだから、おっここだ。」 ストラウス達は金を入れビックベンの所へ歩いた、しかし待ち合わせた場所が(ビックベンの下)と言うだけで、具体的な所は何も知らない。 「刑事、何故ちゃんと具体的に電話で言わなかったんですか?」 「向こうが勝手に切ったんだ、あんなのがよく刑事になれたな。」 ストラウス達はビックベンの回りや中まで行ったがカスミンティはいなかった。 「いませんね・・・・」 「あのおっちょこちょいが!最後まで話を聞かなかったからな。」 さすがのストラウスめキレた、(前もキレたが) わざわざ無理して皆を集めここまで来たのに、来ていないと言うことだった。 ストラウスは手を震わせながら。 「もう少し探しておけ・・・・私は頭を冷やしてくる」 そう静かで低い声を発っし去って行った。 「なあキャルロン、なんか今の恐くなかったか?」 ハットンは小声で言う。 「さあね日本のことわざで触らぬ神に祟り無しってあるわ」 「どう言うことわざだ?」みんながキャルロンに視線を向ける。 「忘れた。」 (どどっ) キャルロンの回りにずっこけた男がいたせいで異様な風景になった。 そのおかげで 「母さんあの人ら何してるの?」 「シッ!見ちゃダメよ!」 という具合にストラウスの部下達は不審者扱いされる。 「ふう」 ストラウスはスターバックスで珈琲を注文し席に着いた。 ストラウスは考えた、あの廃工場で何があったかを、例の銃撃が起き数日後、すぐに鑑識の者が調べつくした、ある意味異例でもあったが、すぐに本部が派遣したのだ。 しかし、工場からには事件と関連がある物が一つもなかったと言う報告だった。(もしくは上が隠蔽したか) カバンに入れていたチャーチルの日記を開き1から読み直した。 トーマスが現れた頃は『驚きを隠せない』とかそんなものだった、おかしくなり始めたのは中間の後半からだった。 ある日、いきなり青年が現れた、その青年の年齢は約17歳身長170cm少し痩せた感じだったらしい、恐らくストラウス達が見た老人の持っていた青年の写真だろうと仮定している。 『この少年は一ヶ月もたたない内に自分の権力構図をかき変えてしまった。』 それからの日記は、もう意味不明な文章ばかりで、また『まだ生ける屍になってない友人に会う』とかもうオカルト的な話になっていた。 よくこの日記に出て来る生ける屍とは何か、まずそれの正体を掴むことを先決にする。 ストラウスがこのように色々考えこんでる最中に、「面白そうな日記ですな」とイキナリ後ろから声が聞こえた。 驚いたストラウスは後ろを向くと、「待ち合わせ場所はビックベンじゃなかったのか?」と声をかけてきた。 「お前がカスミンティか?」 「そうだ。」 「何処にいた?お前を探していたんだぞ」 ストラウスが怒りながら腕時計を見せた。 「カスミンティ、今がちょうど待ち合わせ時間になっているなのにビックベンから片道10分かかるスターバックスにいるのは何故だ?」 「フッ」 カスミンティが笑い捨てた。 「聞いて驚くなよ、ストラウス俺がここにいるかを」 カスミンティから凄く気迫のある目でこう答えた。 「財布落として歩いてここまできたんだ~~~~(約3キロ)」 「・・・・・」 ストラウスは呆れて何も言わなかった。 プルルル「はいもしもしストラウス刑事何かありましたか?」 「ああキャルロンか?カスミンティをスターバックスで見つけた、ビックベンの橋で待っておけ、少し時間がかかる。」 「はいわかりました。」プッ 「どうしたんだ?」 「カスミンティを見つけたらしいわ何故かスターボックスで」 ハットン達は首を傾げてキャルロンに問いた。 「あ~確かビックベンだったよな?待ち合わせ場所。」 「ええそうよ。」 「なんで?」 「さあ」 そんな会話を続けながらビックベンの隣にある橋へ行った。 「なあキャルロン何か知ってるか?」 不意にハットンが言った。 「何を?」 「あの銃撃戦どう考えたってストラウスとウォルターを殺ろうしたにしか思えないんだが・・・」 キャルロンはストラウスとウォルターがあの屋敷で不審な行動していたのを思い出した。 ストラウスは(その時になったら話す)と言ったが今ウォルターが死んだこの状況だからこそストラウスに告白してもらおうと思った。 「別に何も知らないわ。」 それから十数分後ストラウスとカスミンティがやってくる。 「いや~具体的な場所聞かなかったからな~。」 「具体的な場所を話す前に切ったのはそっちだろ、しかもスターバックスでウロウロしていたくせに。」 キャルロン達と合流したストラウスは結局、近くの喫茶店で話すことにした。 「だからよ、名目上では執事メイド不審死事件の捜査ってことにしてほしいんだよ。」 テーブルを囲んで何度も同じ単語を繰り返していた。 「上の言うことは俺にまかせて・・・」 「常識知らずでちゃらちゃらした奴の言うことなど信用できん。」 「ストラウス刑事一度この賭けに乗ってみません?」 キャルロンが意外なことを言った。 「今この状況だと進展がないのは一目瞭然仮に犯人を決定づける証拠を見つけても自由に動けません、第一中には別の捜査に回された者だっているんですから。」 「・・・・そうかよし、お前の指揮に入る誰か意見がある奴は手を上げてみろ。」 意外にあっさりしていたがストラウスは覚悟をした声で言った、しかし誰も手を上げなかった。 「ストラウスんじゃ俺上の所へ言ってくる。」 カスミンティが言い外に出ていく。 「いいんですか?仮に捜査が復活しても、あいつの指揮下に入ってしまいますよ。」 ストラウスは返事を返さずにマスコミのことをを考えた、カスミンティは自信満々だったがどうやってマスコミの反発を避けるか、そしてその壁を越えたとしても、どうやって上を動かすか。 ストラウスは捜査の前にそっちの方で力を使いきりそうだった。 捜査許可は案外すんなり許可を得た。 この魔法みたいなことをどうやってやったかを聞くと、(いつも上のワイロ現場を盗撮したり、怪しげなことを立ち聞きしたりしていたから、それをネタにしてやった)と言った。 ある意味色んな所で恨みを買い仕返しをされそうでで不安になってきた。 しかしあくまでも警察署内のことで世論が許さない、だからそっちを何とかするまでは正式に許可を与えることは出来なくなったらしい。 「ストラウス刑事、意外にカスミンティ刑事はやりますね・・」 ストラウスの部下の一人マイクが言った。 「あの自信はここで出てきたんだな、多分マスコミの方もな・・・・」 そこへ 「ストラウス刑事こちらへ。」 キャルロンが手招きして奥の部屋へ誘った。 その部屋は資料倉庫だったので少しカビ臭い臭いがただよっている。 「・・・・そんで今ここで話せって訳か?」 「はい、あの時何の話を?それが原因であなたは殺されかけたんですよ!?」 「なら尚更だあの時ウォルターが軽はずみな考えが原因でこんなのになったらな・・・」 「第一自分はそれが余りにも非現実的だったからお前に知らせなかったんだ。」 キャルロンは首を横に振って、答えろと言う顔をした。 「ふう・・・わかった、だが失望するなよ一応自分はウォルターが死ぬまで単なる妄言として捉えていたからな」 と嘘をついた、理由は言う間でもない、しかしストラウスはなんであんな話をまともに受けたのか今でもわからないからだ。 「実はな・・・・」 話は十数分で済んだ。 最初はキャルロンも疑いの顔を見せたが。 「確かに馬鹿げた話ですね・・しかし実際に刑事とウォルターを中心に殺そうとした・・・」 「しかし、これを理由に殺そうとした確証はない、だがその反面他に理由が思い当たらない。」 そしてキャルロンもウォルターと同じ心配をし始めた、それは内部通信者がいること。 ストラウスはもう一つ考えた、トーマスあの青年がばらしたのではないかと。 「どっちにしろ今結論出来ることじゃない、それにこんなに長く話をしていたら何言われるかわからない。」 そう言って資料室から出て行った。 「あっストラウス刑事何の話してたんですか?カスミンティ刑事が待ってますよ。」 「わかった。」 応接室へいくとカスミンティがコーヒーを飲んで待っていた。 「よお、待ちくたびれたぜ。」 呑気に手を振っていた、ストラウスは確かに、さっき部下言われたよう、この刑事の指揮下に入ると思うて腹立ちを感じた。 「マスコミの方で自分らの力が必要なのか?」 「あったり~よく分かったな。」 「お前なら簡単に上司を脅せる野郎だマスコミも同じようにしてるだ ろ、しかしお前はマスコミに何もしないままここに来た これだけで十分わかる。」 カスミンティは少し苦笑いをして話し出す。 「ハハ、キツイな実はな今はこの不況の中だリストラになり奴はかなりいる。」 「なら、むしろ世論に反しない報道しかしないような気がするが」 「しかし会社が潰れるとしたら?」 ストラウスはカスミンティの意図がわからなかった、会社が潰れるならなおさら保守派になると思う、一人だけの問題ならわかるが会社レベルとなるとそんな賭けに乗ることはしない。 ストラウスはこれじゃあ何も解決にならない、マスコミにばれないよう捜査許可をもらえるようにするのが適切じゃないのかと思った。 「いいから任せろ。」 それを言い残しカスミンティは部屋から出て行った。 「どうでしたか?」 「・・・・・・・・・・胃薬をくれ少し横になりたい」 「さ~てと、行くか・・」 ストラウスが腹痛で倒れているのとは裏腹に全く逆に彼は気楽にパソコンをいじりに行った。 「全くストラウスは固いな~別に世論はラジオやテレビ、新聞だけじゃないのにな~」 ←前へ
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ep.571 あなたのすぐ近くで起きている事件簿「愛知の田舎で起きた未解決事件」 放送内容 以前扱った事件 関連エピソード→ep.542【7年間未解決だった事件】あの事件の真相お話しします「山形男児◯体放置事件」 参加メンバー Tomo Kimura K-suke その他 登録されたタグ インシュロック エアリプ ビニールテープ ビラ プロフ 下校 下着 同級生 圧力 坪野鉱泉少女失踪事件 報道規制 変質者 変質者ロード 外国人労働者 大企業 岡崎市 工場 広島県 強姦事件 強盗殺人事件 愛知県 教師 未解決事件 気のせいだよね事件 沖縄県 生駒町 田園 知人 米軍基地 結束バンド 結束ベルト 行方不明 豊橋事件 豊田市 豊田市女子高生殺害事件 農道 近くで起きている事件簿 部活動 高校生 ⇐PREV NEXT⇒ 名前 コメント すべてのコメントを見る
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絶対零度~未解決事件特命捜査~出演者情報 役名 名前 年齢 身長 体重 B W H カップ 更新日 桜木泉 上戸彩 36 162 82 58 84 2010/04/30 高峰涼子 山口紗弥加 41 158 80 58 82 A 2013/11/11 大森紗英 北川弘美 40 168 85 59 85 2010/08/16 三井朋美 齋藤めぐみ 36 167 78 56 85 2010/08/16 Case.1ゲスト 役名 名前 年齢 身長 体重 B W H カップ 更新日 大貫 清美 宮下ともみ 39 164 42 79 58 82 2012/07/20 迫田 麻衣 小松彩夏 35 159 80 58 85 D 2012/02/27 工藤亜耶 37 158 46 85 58 88 2012/07/20 Case.2ゲスト 役名 名前 年齢 身長 体重 B W H カップ 更新日 日向葵 原田佳奈 39 164 46 80 58 87 2010/02/17 Case.4ゲスト 役名 名前 年齢 身長 体重 B W H カップ 更新日 四之宮真紀 篠原真衣 37 168 80 59 85 2016/03/31 四之宮真紀(中学時代) 瓜生美咲 26 161 78 59 88 2010/08/16 Case.8・9ゲスト 役名 名前 年齢 身長 体重 B W H カップ 更新日 本谷翔子 志保 29 153 83 60 82 2010/08/25 河野美香 米村美咲 29 157 43 78 58 81 2010/08/25 Case.10ゲスト 役名 名前 年齢 身長 体重 B W H カップ 更新日 樋口瑶子 ともさかりえ 42 168 78 56 81 2010/08/10 Case.11ゲスト 役名 名前 年齢 身長 体重 B W H カップ 更新日 百瀬静香 紺野まひる 44 160 82 58 84 2010/08/31